出生前検査 Prenatal Testing

妊娠初期は赤ちゃんを授かってうれしい気持ちと、これからの妊娠・出産、赤ちゃんの将来についての心配や不安など様々な気持ちが入り混じることがあります。そんな中、出生前検査で赤ちゃんに「異常がない」という結果が得られれば、ひとつの安心材料になるかもしれません。 しかし医学は発展しても、おなかの中の赤ちゃんの全てを知ることはできません。生まれてからの成長や発達など、多くの可能性をもつお子さんを、胎児の時期に全て予測することはできません。

では、検査ではどんなことがわかり、どんなことがわからないのでしょうか。 検査はいくつかありますが、お母さんの体調や妊娠週数によって適したものとそうでないものがあります。

当クリニックで実施可能な検査は以下の通りです。

  • 母体血清マーカー検査(クアトロテスト)
  • NIPT (非侵襲性出生前遺伝学的検査)
  • 羊水検査

なお、出生前検査はいずれも妊婦健診とは別に行う自費の検査です。

◯ 母体血清マーカー検査(クアトロテスト)


妊婦さんから血液を採取して、血液中にα-フェトプロテイン(AFP)、hCG(free-β hCG)、エストリオール(uE3)、インヒビンAなどの物質がどのようなバランスで含まれているかを調べる検査です。妊婦さんの年齢や体重、妊娠週数等も加味します。

21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミー、開放性神経管奇形の3つの疾患がある可能性の高さを調べます。疾患の重さや症状はわかりません。 採血から検査結果を受け取るまでの日数は7~10日間で、料金は2万円です。

検査は妊娠15週0日〜18週0日に行っています。

◯ NIPT (非侵襲性出生前遺伝学的検査)


当クリニックは出生前検査認証制度等運営委員会の認証施設です。 NIPTを希望される方は遺伝カウンセリングを受けていただく必要があります。

妊娠10週以降に、妊婦さんから10~20mlの血液を採取して、血液中に浮かんでいるDNAの断片(cfDNA)を分析する検査です。21トリソミー (ダウン症候群)、18トリソミー、13トリソミーの3つの染色体異常がある可能性を調べます。疾患の重さや症状はわかりません。

採血から検査結果を受け取るまでの日数は10日~2週間で、料金は12万円(初回遺伝カウンセリング料、結果開示料含む)です。

NIPTを希望される方は、余裕をもって予約をお取りいただくため、分娩予定日が決定する妊娠9週頃までに遺伝カウンセリングの予約についてご相談ください。

◯ 羊水検査


超音波検査で胎盤や赤ちゃんの位置を確かめながら、妊婦さんのお腹に注射針を刺して約20ml程度の羊水を採取します。羊水中には赤ちゃんの体からはがれ落ちた細胞が浮遊していますので、それを培養して染色体を調べる検査です。赤ちゃんの染色体の確定診断をする検査ですが、疾患の重さや症状はわかりません。

針を刺すため、感染や出血が起きることがあります。0.3%の割合で流産のリスクがあると言われています。

検査から結果を受け取るまでの日数は約3週間で、料金は10万円です。 妊娠16週0日〜18週0日に検査を行うことができます。